illust0illust1illust2illust3illust4illust5illust6

馬路村インスタマガジン UMAJI journal 誕生の裏側

馬路村インスタマガジン UMAJI journal 誕生の裏側

ミトネデザイン(運営:株式会社ユニオンネット)は高知県馬路村から委託を受け、地域創生プロジェクトとしてInstagramアカウント「UMAJI journal(ウマジジャーナル)」を開設しました。 

今回はそんなプロジェクト誕生の裏側に迫ってみたいと思います。

小さな村の魅力を若い層に届けたい

馬路村役場 西川(以下、西川)
馬路村といえばゆずによる村おこし。村民が丁寧に育てたゆずを使ったポン酢やジュースが全国的にヒットし、村おこしの起爆剤となりました。

しかし、そんな村おこしの成功例としても取り上げられる馬路村ですが、情報過多の時代の中で、若い世代の中には「馬路村を知らない」という方も増えてきました。

美しい自然や美味しいご飯、チャーミングな村民など、馬路村の魅力は無限大。「その魅力を若い人たちにも知ってもらいたい!」という想いでInstagramのアカウント開設に至りました。

役場とデザイン会社で発信する理由

西川
馬路村の魅力を発信していくにあたり、「新しい視点」と「デザイン」が必要だと考えました。

「新しい視点」とは、馬路村の新たな一面を見つけることの出来る若い人材のことです。

長くその地に身を置くと、周りに溢れている様々な魅力に気が付かなくなってしまうことがあります。どうしても当たり前の存在になってしまって。そこで若い目線を持った方、馬路村に魅せられ移り住んできた方に、魅力の再発見をお手伝いしていただきたいと思いました。

「デザイン」は、村の魅力を若い世代にも響く形に表現する力です。

馬路村はこれまで、田舎らしさが感じられるイラストやフォントデザインを押し出したブランディングが深く施されてきました。しかし、今回は若者を意識した施策ということで、これまでとはガラッと変えた、ターゲット層に寄り添ったデザインでの発信をしていきたいと考えました。

そこで名前が挙がったのが、村所有のバンガローを改修したオフィスで昨年からデザイン事業を始めたミトネデザインさんでした。

「ちょっとだけ休日が楽しみになる」がコンセプト

ミトネデザイン 安岡(以下、安岡)
馬路村で生活をするようになって、たくさんのことに気づきました。空気のおいしさ、キラキラ光る川や緑の美しさ、人の温かさ、ごはんの美味しさ。馬路村には、数えきれないほどの魅力があると感じました。

まずは、そんな魅力が届いていない若い層ー私たちと同年代の20-30代の方に向けて発信をしていくことが必要だと感じ、村へインスタマガジンのご提案をしました。

「馬路村を通して、ちょっとだけ休日が楽しみになる」をコンセプトに、馬路村に移り住んだ私たちの視点で捉えた「自然・食・遊び・暮らし」について、日記のように書き留めたメディアという意味を込めて、UMAJI journal(ウマジジャーナル)と名付けました。

一緒に創り上げる企画が生む出会い

馬路村役場 山﨑
ミトネデザインの2人には、基本的に企画立案から撮影・デザイン制作、発信まで一貫してお任せしています。馬路村にやって来て1年ほどの2人には、私たちにとっては当たり前になった景色も新鮮に見えるようで、これまでになかった新しい切り取り方を提案してくれます。

それに加えて、行政として長くこの村と関わってきた私たちだから提供できる情報やアイデアもあります。それらを毎月行っている打ち合わせにお互いのアイデアを持ち寄り、ブラッシュアップしながら、毎回の企画を作り上げています。

ミトネデザイン 濵﨑(以下、濵﨑)
ただの発注者と受注者という関係ではなく、常に「もっとたくさんの人に馬路村を好きになってほしい」という共通のゴールを持って協働出来ていることがとても嬉しいんです。

西川さんや山﨑さんが村のスポットやイベントについて紹介してくださったり、素敵なお店やイベントをされている方たちと繋げてくださったり。

その度に僕たちが得た新たな出会いは、UMAJI journalを見てくださる方の出会いに変わります。

村とミトネデザインの共同プロジェクトだからこそ生み出せる価値だと感じています。

打ち合わせで使用したラフ画と、実際に投稿されたコンテンツ

川遊びや山登りも全力で

安岡
UMAJI journalを見た人に「週末、実際に行ってみたい!」と思ってもらうため、取材や撮影の日は私たちも全力で楽しんでいます。ふだんの私たちは、デザイナーとフォトグラファーとしてインドアの時間を過ごすことが多いのですが、企画によっては川遊びや山登りにチャレンジすることも。

川遊びしたり
山登りしたり

濵﨑
自分たちで体験して初めて撮れる写真、書ける文章、表現できるデザインがあります。ライブ感を大切にしながら、実際に体験したことをコンテンツ化しているUMAJI journalは、ありのままの村の空気を楽しんでいただけるメディアになっていると思います。

これからの展望

西川
まずは若い世代への認知拡大を目的としてスタートしたUMAJI journalですが、将来的にはInstagramに留まらず紙媒体にも展開し、より広い世代に馬路村の魅力を発信するメディアに育てていけたらと考えています。

そしてUMAJI journalを見て馬路村に遊びに来てくださった方に、この村での体験を発信していただく。そんな循環を作っていきたいと思っています。

安岡
「馬路村」という一つのテーマを掘り下げるのは、他のデザイン会社には出来ない、馬路村に暮らしている私たちだから出来ることだと感じています。

例えば一度取材したものであっても、いろんな光の照らし方をすることで新しい魅力の発見につながると考えています。

ロングスパンで村のみなさんの力をお借りしながら、村の魅力を発信していけたらうれしいです。

馬路村インスタマガジン UMAJI journal

※ この記事はPR TIMES STORYより転載されたものです

mitone design.

mitone design.

高知・馬路村(うまじむら)にあるデザイン事務所です。グラフィックデザインやWebサイトの制作を中心に、企業・地域・自治体のブランドづくりをお手伝いしています。

Loading